
今日は曇り・・・。
昨日の雄国山登山の様子をエッセイ風にまとめてみました。






雄子沢せせらぎ遊歩道を通って、歩くこと約一時間、
道程は3.3km余で無料休憩所〔山小屋〕へ到着。
途中ウグイスの鳴声に心癒され、ヒグラシの蝉時雨が頭から
離れない。まるでシャワーを浴びているようである・・・。
爽やかな雄国沼湿原を目前に、そこから歩いて約2km・・・。
今年は昨年よりも一日早いハイキングである。
湿原へ到着するにつれてあることに気付く。
この時期の定番の朱色の花、レンゲツツジがいま一つ冴えない。
花芽が少ないのである。ニッコウキスゲも探さないと見つけられない
状況である。
そうそうワタスゲは今が見頃を迎えている。
ちょうど私達が湿原の木道で撮影しているときに、沼全体にガスが掛かって
きた。
時折見せる青空と、湿原のワタスゲそして木道が絶妙なアングルとなって
私にシャッターを押させた。
初夏の湿原を高山特有のガスが演出に花を添えてくれた。
実に気持ちよく撮影できた。
湿原の散策を終えると山小屋へ戻って昼食を摂る。
女房と食事しながら、予定外の行動を取ることに決めた。
雄国沼湿原の高山植物は、自然界では『
裏の時期』に当たるような感じである。
もしそうなら、今シーズンに再度チャレンジしてもニッコウキスゲやコバイケイソウ
が咲き乱れることは先ずあり得ない。期待できないのである。
それならということで、雄国山〔標高1217.2m〕登山をすることに決めた。
もちろん女房も私も初めての体験である。
途中の山道では高山特有の低灌木のため日陰が少ない。途中重い足を引き摺りながら
それでも頑張って頂上到着・・・!
山小屋から歩いて30分足らず〔1.5km〕で頂上まで登ることができた。
梅雨の合間の晴天、遥か喜多方方面を眺めると飯豊連峰は雲が掛かって見えない。
せめてもの救いは桧原湖・小野川湖・秋元湖が眺望できたことである。
磐梯山が真横に見えるのには感動した。
沢山のハイカーで賑わう雄国沼はとても小さくみえた。もちろん人影など全く見えない。
150枚目の写真を撮り終えると、一路・・・雄子沢まで戻ることに。
途中疲れた身体の水分補給に沢の水を飲む、牛蛙のような響く鳴声がする。
でも姿を彼は現さなかった。
あとから考えると10km程度歩いたことに気付く。
日頃の雑多なことを忘れて、運動不足も解消した一日だった。






本日のサイトのトップ頁及び「
Gallery四季彩心のままに」のコーナーへ写真を編集して数枚アップしましたので是非ご覧くださいね・・・!
〔今日の写真は
「タテヤマリンドウ」です。〕

※雄国沼湿原には小さくて可愛らしいタテヤマリンドウが沢山咲いています。普通の人は気付かずに見過ごしてしまうかもしれませんね・・・。