今日の喜多方は曇りの一日・・・!
今日の最高気温
33.5℃、最低気温
22.6℃、朝から蒸し暑くて、晴れてはいるのですが雲が多い感じでした・・・。
今日も私のblogを読んでくださっていますか、kenichiです・・・!
車や電車の窓からふるさとの景色を眺めていると、必ずと言っていいほど目に入るのが
集落ごとの墓地です。広がる水田の中に島状に点在するものもあれば、里人を見守るように小高い丘陵などに築かれたものもあります。先祖の供養は心のよりどころでもあります。地域のつながりを再確認する意味でも大切な役割を担ってきました。ところが、東京電力福島第1原発事故によって立ち入りが規制され、住民たちの精神的な支えさえも奪われてしまった地域があります。大震災による地震で墓石は倒れたままです。手入れもままならず、雑草が生い茂りました。楢葉町ではほぼ全域に指定されていた警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域へ再編されたことで住民の立ち入りが自由になりました。お盆の墓参もできるようになりましたが、放射線への不安から防護服を着て墓を手入れする住民も見られました。
避難区域の再編は地域再興への大きな一歩となるものですが、期待と不安が交錯します。除染をはじめとして電気、上下水道などのインフラ復旧は遅れたままです。道路などの修復もまだ完全ではなく、医療機関や事業所、学校の再開も急がれています。ふるさとへの帰還に向けた課題は山積し、今も多くの住民が県内外に避難しています。その願いは墓前に手を合わせ、ふるさとの復興を先祖や亡き親族に報告できる時が一日も早く来ることです・・・。
〔今日の写真は
「若松城と黒鉄門」です。〕
※葺き替えた
赤瓦が素敵です・・・。